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【茨木】買い物充実、カフェ&公園でゆったり。人がつながり文化が息づく街

家でも職場でもない、第三の場所「サード・プレイス」。ハワード・シュルツ氏が自身の経営するスターバックスコーヒーをそう定義づけたことでその言葉が広まりました。

一人にもなれるし、逆にそこで人と出会うこともできる空間。スタバが何店舗もあればいいわけじゃなくて、そういう「余白」みたいな空間がたくさんある街に魅力を感じます。

では、なぜサード・プレイスや「余白」が多い街に惹かれるのか。それは「家族や職場の人には見せられない素の自分を開放できる」「素の自分を受け入れてくれる仲間や場所がある」といった、安心感や充実感が得られるからなのかも。

今回訪れた茨木市は、最近どんどん移住者が増えていると評判の街。この街の何が人を惹きつけるのか?サード・プレイスと呼べるようなスポットはあるのか?確かめるために取材に向かいました。

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【茨木市の基本情報】

駅名:阪急電鉄京都線「茨木市」
近隣に通っている路線:JR京都線「茨木」
ランドマーク:茨木市中央公園・茨木神社

■大阪梅田まで17分。特急も停車、JRも近いアクセスの良さ

阪急電鉄京都線の茨木市駅は、大阪梅田駅まで17分。通勤特急・特急・急行が止まるので、大阪の中心地まで手軽にアクセスできます。また、乗り換えなしで京都の繁華街「河原町」にアクセスできるのも魅力のひとつです。

西側には、JR茨木駅があり、バスに乗れば約7分で到着

主要な路線である、阪急とJRを両方使えるのは、通勤にも通学にも便利。
アクセスの良さは、間違いなく、この街の魅力のひとつです。

■大きな商店街が2つ、スーパー・家電量販店も。駅前で買い物が充実

駅直結の「ロサヴィア いばらき」には100円均一ショップ・コンビニ・ファーストフード・ドラッグストアなどが入っていました。さらに茨木市駅には大きな商店街が2つあります。東口には阪急東中央商店街。西口には阪急本通商店街が。どちらも駅から徒歩2、3分程度です。

阪急東中央商店街はTSUTAYAやすき家、ダイコクドラッグなどのチェーン店が多いイメージ。

家電量販店のコジマ×ビックカメラやオーダーカーテンのお店「SOEY(ソウエイ)」もあり、いろいろな買い物に対応できるのもポイント。

他の駅から引っ越してきても変わらず通えるチェーン店がありそうだし、食料品・日用品・家電など、暮らしに必要な大部分は駅前で揃えることができそうです。

西口の阪急本通商店街は地元のお店が多い印象。地元の人によると、立ち食いうどん・そばのお店「たつみや」が人気とのこと。

その他、商店街には和菓子店やコッペパンなどの飲食店が軒を連ねます。
美味しそうなお店ばかりが並んでおり、食べ歩きしても楽しそう。

また、西口方面に徒歩5分ぐらいで阪急オアシス、東口方面には5~10分以内の距離にイオンスタイルなど、多くのスーパーがあります。西口界隈に住んでも、普段の買い物に困ることはなさそうです。

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■神社や緑豊かな通りにカフェ。徒歩圏内に「憩い空間」が多数

駅の西口から10分ほどまっすぐ歩くと、「茨木神社」がありました。
由来が明らかでないものの、日本史の教科書にも出てくる、最初の征夷大将軍・坂上田村麻呂との関係性が書かれた記録もあるとか。祀られているのは建速素盞嗚尊(タケハヤスサノオノミコト)。

1月の十日えびすは多くの人が訪れ賑わうそう。また、2月の節分祭り、7月の夏祭り、11月の七五三参りなど、1年を通して境内では多くのイベントが開催されています。茨木神社は、住民であれば「一度は必ず訪れたことがある」というほどのシンボル的なスポット。

イベントが開催されているときはにぎやかですが、それ以外は神社らしい静かでゆったりとした時間が流れているのも魅力的。「癒しの場所」としても多くの住人に愛されているそうです。玩具店や写真館など、神社に向かう町並みも昭和っぽさを残していていい雰囲気。

そこから徒歩で10分ほど、「桜通り」沿いを歩いていると、オシャレな雑貨店・カフェ「kirsikkapuu(キルシッカプー)」を見つけました。店名はフィンランド語で「桜の木」。

北欧の雑貨などが揃った、センスの良い品揃えが魅力のお店です。

「kirsikkapuu(キルシッカプー)」では、イベントも定期的に開催されているそうで、当日もクリエイターによるワークショップが開かれた後でした。
店主の辰巳さんは茨木市のご出身。元々京都などで働いていたそうですが、2年前に自分の店を開くに当たり、地元のこの落ち着いた桜通りを選ばれたそう。
コーヒーも豆から煎れられていて、当日はチャイとナッツのケーキとピーナッツバタークッキーをいただきました。

この通り沿いにはずっと緑が続いていて、取材当日は紅葉がきれいでした。春になると1500本近くの桜も咲くようなので、季節の変化を身近に味わえそうです。

辰巳さんによると、東側の安威川(あいがわ)の近くに家具店があったり、駅前にもベジちらし寿司のお店やイベントスペース、カフェなどが点在しているそう。ゆっくりできる空間が多いのはとても良いですね。

■川端康成が育った茨木市。今も文化が息づく

茨木市中央公園まで歩くと、桜通りから川端通りへ呼び名が変わります。川端? そう、ノーベル文学賞作家の文豪・川端康成がその名の由来。川端は祖父母と3歳から15歳までの時期を茨木市で過ごしたそう。茨木市駅からすぐの茨木高校(旧制茨木中学校)に通っていました。

2019年には川端康成原案の映画「葬式の名人」を前田敦子さんが主演で、全て茨木をロケ地として撮影されたそう。

川端通り沿いにある「茨木市立川端康成文学館」には、川端康成の幼少期からの資料が展示されています。

学芸員の今井さんによると、現時点では川端康成が唯一の名誉茨木市民とのこと。書斎も再現されていて、気軽に文豪体験もできます。

近隣の大学生が授業の一環で訪れることも多いそうです。文学講座などもやっていて、身近で文化的な体験を楽しめます。
小説を読みながら目の前の公園でゆっくりするのも良さそう。桜通り・川端通り沿いの元茨木川緑地は南北5kmに渡って続いていて、景観も美しい。

また、文学館を出て北に行き、田中橋自治会館前の交差点を右に曲がると、レンガ造りの味のあるトンネルが。歴史的な建造物が残されていると、街への愛着は増すもの。ただの散歩も一層味わい深く楽しめるかもしれません。

このトンネルは「田中の丸また」と呼ばれていて、明治時代の1876年にJR東海道線が開通したあたりからずっと現役だそう。近くにも、しっかりしたレンガ造りの別のトンネルがありました。
文学館にしても、トンネルにしても、この街のスポットは「さりげなくそこにある」という印象。茨木市の方たちは古いものを当たり前のように大事にされているんだなあと思いました。

地元の方によれば、アートプロジェクトなども盛んなそうで、文化が息づいている街のようです。

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■人のつながりが深い。文化的なスペースも多く住みやすい街

最後に、自転車店「KURASHI cycle(くらしサイクル)」の店長・木原(きはら)さんに、茨木市の街の魅力について伺いました。開店して3年目。木原さんは、自転車で茨木の市街地と山間地をつなぐプロジェクト『いばらきの山とまちをつなぐ』にも協力されていました。

――木原さんご自身も茨木周辺をサイクリングされてるんですか?
「そうですね、月1回ぐらいはサイクリングしてます。1時間ぐらいかかりますし、ずっと坂だったりはしますが、景色がきれいで高低差が楽しめるので、見山の郷や忍頂寺スポーツ公園まで走るのがおすすめです」

――駅周辺もですけど、自然に身近にアクセスできるんですね。なぜ茨木市でお店を開くことになったんですか?
「地元だからっていうのが大きいですね。元々は大阪市内で働いていたんですけど、自転車店が多い。意外とこちらの北摂の方は自転車店が少ないので、チャレンジしてみようと思ったんです」

――来るお客さんはどんな感じの方が多いのでしょうか。
「遠くからロードバイクの修理に来られる方もいますが、多くはこの駅近くの方ですね。ロードバイクはだいたい30~40代の方。ファミリーや子供向けの自転車もあるので、家族でいらしたりもしています」

▲クロスバイクだけでなくファミリー向け自転車も。販売に加え修理も行っている。
▲クロスバイクの魅力を知ってもらおうとレンタルも実施。取材当日乗せてもらいましたが、漕ぎやすいので欲しくなりました

――茨木市の街の魅力って何ですか?
人と人の関係が密なところじゃないでしょうか。飲み屋さんとか、カフェの方とか、僕は個人経営の方が多いですけど、知り合うといろんな場所でよく出会います。街が狭く感じてきますね。最近はどんどん茨木市に移住する人が多くなってきています。音楽・アートなど文化的な活動をしている人が多いし、カフェも増えてきました。自然の多い北部へも行きやすいし、住みやすい街だと思います」

▲店内にはレコードやDJブースにギター、本が並ぶ。ゆっくりできる空間にしたかったからとか。

■文化や人とのつながりを良い距離感で大事にする街

今回ご紹介した「KURASHI cycle」の木原さんと「kirsikkapuu」の辰巳さんは、以前茨木市のカフェで知り合ったそう。取材をしていて偶然お話がつながって驚きました。

茨木は、そのぐらい人と人との関係が近い街なのかもしれません。ただ、近すぎず遠すぎず、いい感じの距離感がほとんど。川端康成文学館や古いトンネルのように、この街は人のつながりも「さりげなく」を大事にする街なのかもしれませんね。

ほどよい距離感のつながりや一人でもゆっくりできる場所など、やはり茨木には魅力的なサード・プレイスがたくさんありました。もちろん家族で過ごすのにもぴったりな街です。

素の自分を開放でき、安心感や充実感を得ながら心地よく暮らす――そんな暮らしに魅力を感じる方は、ぜひ一度茨木に訪れてみてください。

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ライタープロフィール

平田提
Web編集者・ライター:平田提
秋田県生まれ。兵庫県在住。クリエイターへのインタビュー、Webサイト構築などをしています。趣味は映画、漫画、Netflixの動画鑑賞、バードウォッチング、お茶、瞑想。

URL:https://tog-gle.com/

編集:児島宏明
Instagram:https://www.instagram.com/iroakikojima/
ディレクター:らんだ(小嶋悠香)
Twitter:@0919randa_work

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