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これがスタンダード!? 東京生まれが味わった"雪国の常識"

起きたらすぐに雪かきをする

Chapter.01

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雪国の朝は雪かきで始まります。「雪はね」や「ママさんダンプ」といった雪かき道具を使いこなし、家から車までの通路を確保します。

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プラスチック製のカラフルな雪かきスコップを「雪はね」と呼びます。軽くてやわらかい新雪の除雪に使います。
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「ママさんダンプ」は比較的広い範囲の雪をまとめて運ぶときに重宝されます。

地元の人からするとウンザリする作業かもしれませんが、やってみると案外楽しく、普段なかなか顔を合わせないお隣さんと仲良くなることもあるんです。

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ちなみにそのあとは車の雪かきに移ります。これは早朝の僕の車ですが、「デコレーションケーキかな?」と思うくらい見事に車のフォルムを包みこんでくれています。また、駐車するときはワイパーを立てるという儀式があるのですが、細くて傷みやすいワイパーが雪によるダメージをうけないようにする生活の知恵だそうです。僕はワイパーを立てるのをうっかり忘れてしまったので、このような惨状になっています。

雪で飲み物を冷やす

Chapter.02

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雪かきで良い汗をかいたら喉を潤したいところ。雪の上に置かれたジュースはキンキンになってあなたをお待ちしています。また、外に置いておくと凍ってしまうので、雪国での冷蔵庫は凍らせないために使うもののよう。まさに「その発想はなかった……!」と叫びたくなります。

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ちなみに雪国では「雪室(ゆきむろ)」と呼ばれる天然の冷蔵庫を作り、そこに農作物を入れるという昔ながらの貯蔵方法があります。保存がきくだけではなく、熟成されて旨味が増すことから「雪室りんご」や「雪室にんじん」といった特産品が生まれていることは、先人の知恵といえますね。

移動手段はソリ

Chapter.03

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わりと「さすがにネタでしょ?」と言われるのですが、雪国では子どもをソリで連れている親子をよく見かけます。つるつる滑る地面は危険ですし普段より体力も使うので、冬のベビーカーとしてソリが大活躍しています。子どもも大喜びのようです。

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ちなみに毎日のように降る雪を固めて作られた滑り台のスピード感はハンパではなく、なめてかかると軽くトラウマになります。入念な準備をして遊びましょう。

天然のアートがあちこちにある

Chapter.04

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流行語大賞にもなった「インスタ映え」ですが、雪国で生活していればいくらでも見つけることができます。つららのない場所を探すことの方が難しいですし、雪で照らされた飲み屋街のネオンもきれいで、まさに天然アートの宝庫です。

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朝起きると我が家にもインスタ映えがありました。こんなものを放置すると水道管が破裂してとんでもない金額を請求されたりするので気を付けましょう。

目的の場所にたどり着けない

Chapter.05

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カーナビで「到着しました」と音声ガイドが出ていても、それらしい場所がない……。ぐるぐると同じ場所を回ってみてやっと埋もれている看板を見つけた、なんていうのも雪国あるあるです。看板やバス停、小さな古民家も容赦なく雪で埋められてしまいます。また、カーナビを最短ルートの設定にして細道を行くと、確実に雪で通れない道に出くわし、引き返すことになりますのでご注意を。

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ちなみに「11月だしまだ大丈夫だろ」とうっかり自転車で出かけてそのまま外に置いておくとすぐに雪で埋もれてしまい、そのまま春が訪れるまで使えなくなりますのでご注意ください。

雪を全力で楽しみたくなる

Chapter.06

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冬はすぐ近くのコンビニでも車で移動したくなるし、家でゴロゴロしている時間も増えてどうしても運動不足になってしまいがち。そんなときは童心に立ち返り、全力で雪とたわむれたくなります。スキーやスノボーといったウィンタースポーツを楽しむもよし、津軽では「雪上ラグビー」なる冬季限定スポーツもあるので、雪上に思い切りタッチダウンを決めましょうね。

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もし疲れて帰れなくなったら、適当にかまくらを作ってビバークしましょう。
※しません

ちなみにサッカーの強豪校で知られる青森山田高校はあえて雪かきをせず、雪上で練習をして足腰を鍛えるというメニューがあることで有名。地の利としてうまく活用してしまう逆転の発想、感服いたします。

よく考えると半袖は寒い

Chapter.07

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いや、よく考えなくても寒いのですが、とにかく冬の半袖は大変危険です。真似しないようにしましょう。

雪国の常識、いかがでしたか。移り住む前は「東北の冬は覚悟しろ」なんて言われていましたが、住んでしまえばわりと何とかなるものです。寒いのはマイナスのように思われますが、雪国の冬ならではの旬な食べ物や温泉、美しい景色といった楽しみもあります。しかし、一番の魅力は過酷な冬も楽しんで生活している地元民の「粋」にあると思います。

それでは皆さん。また、青森でお会いしましょう!

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