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THE・裏スポット探訪 Vol.1日本で唯一ここだけ!身1つで空を飛べる「フライステーション」に行ってきた

世界指折りの巨大イオンモールが君臨せり埼玉県の越谷レイクタウンに、日本唯一の珍しい体験ができるスポットがあると聞く。

その名も「フライステーション」。

某ゲーム機にも似た響き。
ここはゲームセンターかなにかだろうか?

越谷レイクタウン駅から徒歩10分。姿を現したフライステーションは、背の高い建物と背の低い建物が2つぴったりくっついて、あまり見かけぬ形状をしていた。
これがゲーセンだとすればかなり大きい。珍しい筐体もたくさんあることだろう。

「どんなレアゲーがあるんだろう?」
期待に胸を膨らませ、入り口をくぐると

に……

人間が飛んでいる〜〜〜!!

身ひとつで自由に飛んでいる〜〜〜!!!

▲高さ20m、直径4.5mのウインドトンネル

そう、ここフライステーションはゲームセンターじゃあない。
日本唯一のインドア・スカイダイビングができる施設なのだ!
オープンしたのは、2017年4月。本社はロシアにあり、ここは世界で2店舗目になるのだとか。

高さ20mのウインドトンネルの中には、最大風速360km/hの突風が吹いており、大人でも容易に浮き上がるほどのパワーを持っている。

実は背の高いほうの建物には、超でっかい送風機が両サイド2つずつ、計4つ設置されている。そして、4つの風が合流し猛烈なパワーとなって、トンネルへ流れこむ。

人間を浮かすためにはこれだけ大きな建物が必要なのだ。
翼なき生き物が空を飛ぶのは楽じゃない。鳥ってすごいんだな、と改めて認識した。

●空を飛ぶ身支度を整えよう!

1フライト(1分間)は平日・大人3500円、休日4000円。
装備品レンタル代も含まれているので、なにも気にすることなく普段着のまま出向いて大丈夫!

▲before

飛ぶのに適していない人間。

▲after

飛ぶのに適している人間。

ぴったりと身を包むフライトスーツとシューズ、耳栓、ゴーグル、ヘルメットを装着した。
猛烈な風が吹く環境下。体を守るためにはゴーグルや耳栓が必須だ。

首巻きはオシャレのためかと尋ねたら「あ、やると分かりますけど、よだれがダラダラ出てきちゃうんで! 口に巻いて防ぎます。終わったら差し上げますよ」とのこと。
オプション料200円かかるが、メチャクチャな顔面で飛びたくなければ装着しておくのが吉。

●猛烈な風が吹くと会話はできない

身支度を整えたら、数分間の動画で段取りや注意事項を学び、

担当インストラクターが飛び方の基礎を教えてくれる。

「あごを上げて、おなかを反らして、膝を少し曲げてください。手の平から足の先まで体全体を使って風をキャッチします」
「こ、こうですか……!?」
「軸がぶれないよう左右対称を意識してください。腰を浮かしたら高いところまで吹き飛ばされちゃいますよ!」
「え、そんなちょっとしたことで!? 風、怖い!」

「お次はハンドシグナルです」
「なんでハンドシグナルが必要なんでしょう? 普通に話せば良くないですか?」
「風の音でまったく会話できないんですよ!」

人を飛ばすほどの風が吹く環境下は思いもよらぬ制約を受けるようだ。飛べるかわりに会話ができなくなる。

▲気分が悪くなったときのバッドサイン

「足を伸ばして」「アゴをあげて」「リラックス」などいくつかの最低限必要なハンドサインを習得していく。

●我、1枚の木の葉と化す

10分ほどのレクチャーが終わったら、さっそく飛行のお時間だ。
インストラクターが先に入り、それに続く。
手をあげて上を向き、トンネルの中へ倒れこむように入ると……

ドドドドドドドドドド!!!!!

物凄い爆音と風圧が体全身を襲う!
なすすべもなく浮くさまは1枚の木の葉!

「人間はひとくきの葦に過ぎない。自然界でもっとも弱きものであるが、それは考える葦だ」とはパスカルの弁だが、トンネルに入っている間はなにも考えることが出来ない。
ただただ爆風に身をゆだね、中空をたゆたうだけの物体と化す!

そもそも今、自分の状況がどうなっているのかまるで分からない。

ちょっと身をよじったり、足の位置を変えただけで、体が一気に上に跳ね上げられたり、逆に沈みこんだりする。
どういうメカニズムで上がり下がりするのか分からないのでなすすべなし。

吹き飛ばされそうになるとインストラクターが抑えてくれるが、それがなけりゃあ、バブルの株価。乱高下して散っていたことだろう。

//www.youtube.com/watch?v=69QbPCJQWPw

ちなみにオプションでつけた首巻きを口元に巻き忘れたので、よだれがめちゃくちゃ出ている。

わけの分からぬ茫然自失のまま、1分間のフライトタイムが終了。
入り口を両手で掴んで、待機室へはける。

こ、これは予想以上にハードだ……。

やってみるまでは「1分間のフライトなんてあっという間だよなあ」などとナメてたが、たった1分の負荷がすごい。ヘトヘトだ。
スカイダイビングでのフリーフォール(パラシュートを開かず自由落下してる状態)の時間は45秒ほど。1分のフライトは1回のスカイダイビングに相当する。

//www.youtube.com/watch?v=R9DU9FRdXkI

少し休憩して、2セット目はタクシーフライに挑戦した。
タクシーフライとは、インストラクターがトンネル上部10mの高さまで連れていってくれる飛び方。

動画をご覧いただくとフワフワ優雅に空中浮遊してるように見えるが、飛んでるあいだは景色を楽しむ余裕がなかった。
外から眺めるぶんには優雅だが、身を晒すとめちゃくちゃハードな環境。もう、どこへでも遠くにあたしを連れてってと祈るような心境であった。

2セットのフライトが終わり、修了証をいただいた。
く~、フライステーション、これはやってみなきゃ想像もつかない体験だ! 面白い!!

●スタッフさんにお話をうかがった

――いや、これ、見るのとやるのじゃあ大違いですね! どういうメカニズムで上がったり下がったりするんですか?

「なにせ風が強いので、本当に微々たる体勢の変化で変わるんですよ。背中を倒すとそこに風が当たるので上がったり、肘をちょっと下げただけでそっちに曲がったり。数をこなすとコツが掴めてきますよ」

――スカイダイビングをされてる方が多く来るのでしょうか?

「スカイダイビング経験者は5割ぐらいですね。飛行機から飛び降りる瞬間のスリルや景色など、スカイダイビングにはいろんな魅力がありますが、やっぱり一番楽しいのはフリーフォールの時間なので。ここなら、天候に左右されることなく遊びながら練習できます」

――本社はロシアにあるとか?

「そうです。1店舗目がロシアのサンクトペテルブルクで、ここが2店舗目です。いまはドイツと韓国にもあります。
サンクトペテルブルクはスカイダイビングのメッカであるヨーロッパに近いので、各国からプレイヤーがやって来ます。ものすごく大きな扇風機を動かし続けるので、電気代がかなりかかるんです。その点、ロシアの電気代は安く、料金設定が抑えられます」

――あれだけの猛烈な風、どうやって作ってるんですか?

「民間で初めてインドア・スカイダイビングが誕生した初期のころは、大きな扇風機1つを下に設置して、ネット越しに送風していましたね。今は建物の両サイドに2つずつ、計4つ使ってます。
下に4つ並べちゃうと風の向きがバラバラになるので、両サイドからうまいこと調整して1つの強い風にするわけです」

――まさか建物全体が風を作るための装置だとは……。う~~ん、飛ぶための気合いがスゴすぎる!

 

空には飛んでみたいけどスカイダイビングはちょっと怖い……。

そんなあなたにはフライステーションがおススメだ。

多分、この記事を読んで想像できる範疇を超えた、びっくり体験ができることだろう!

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