「愛でる」から始める、はじめてのグリーンリハウス

「すてきなインテリア」をつくる要素のひとつとして、センスのいいグリーン(植物)がある家を思い浮かべる人も多いはず。でも、いざ「グリーンのある暮らしを始めたい」と思っても、部屋との相性や世話のことを考えると、どうしてもハードルを感じてしまいがちです。

そこで、グリーン初心者である「北欧、暮らしの道具店」のスタッフが、三井のリハウスおすすめの、グリーンを取り入れて暮らし替えをする「グリーンリハウス」を試してみることに。
グリーンにまつわるつまずきや悩みを、フラワーアーティストの前田有紀さんに相談しながら全3話で、それぞれの性格や暮らしに合った解決法を考えてもらいました。

1 「育てやすさ」より「愛おしさ」を優先してみる

グリーンを育てた経験がほぼゼロの糸井さん。前田さんが最初に尋ねたのは、「どんなグリーンが好き?」ということでした。

「トゲトゲか、丸みのあるものならどっち?」「色の好みは?」などなど、スマートフォンで画像を見ながら好みを絞り込んでいきます。「オブジェのように楽しめるグリーン」という希望も聞き込み、糸井さんの希望を叶えるはじめてのグリーンを選んでもらいました。

前田さん:
「お話を聞いて、糸井さんくらいの年齢のとき、私もインスピレーションをくれるようなグリーンが好きだったことを思い出して、それぞれ個性の違うものを選びました。
はじめてというと、まずは“育てやすさ”を一番に考えますが、見た目がすごく好みで愛着が持てることを優先した方がいいと思います。素直にかわいいと思えれば、結果的にマメにお世話ができるはずです」

並べて眺めてご満悦の糸井さん。左から、ジュエルオーキッド、サンスベリア、ピングイキュラ

糸井さん:
「どのグリーンのかたちも好みだし、とってもかわいいです!サイズ感や入れ物も含めてオブジェっぽい要素があって、こういうグリーンが欲しかったと思いました」

グリーン初心者はとくに、自分好みのグリーンを探し当てるのが難しいもの。まずは花屋さんなどに相談して、自分の好みを知ることが、出会いの近道になるかもしれません。

2 空間の仕切りもグリーンにお任せ

ワンルームは、寝る、食べる、くつろぐ場所がひと続きで、メリハリをつけにくいのが悩みの種。糸井さんの場合は、部屋はすっきり広く使いたいため、棚やパーテーションなどを仕切りとして使うのは、抵抗感があるといいます。

「グリーンを使って、ほどよく境界をつくれたら」という希望を叶えたのは、トラフアナナスと鉢を浮かせるポットスタンドでした。

トラフアナナスは、木にくっついて育つ風変わりな植物。葉の付け根や筒状の中心部にも水を貯めて給水するので、上からも水やりを忘れずに。暑さに強く寒さには弱いので、冬は用心を。

前田さん:
「空間にメリハリをつけようとすると、グリーンを選ぶにしても、大きなものを用意しなくてはと思ってしまいますよね。でも、ポットスタンドを使えば、そんなに大きな植物じゃなくても背を高くできます。

床から浮かせることで床掃除もしやすいし、軽くて扱いやすいので1人暮らしにも向いています」

特に室内のグリーンの鉢については、外側は好みにあった大きめのものを使い、その中に小ぶりで軽いプラスチックの鉢を入れておくと出し入れが簡単で、世話がしやすいそう。

水を与えるときには、中の鉢だけ取り出して外やベランダに持って行き、下から水が出てくるまでたっぷり水を。少しおいて底から水が出なくなったら、また室内に戻せば、楽ちんです。

こうすれば外の鉢は、「園芸用」でなくてもOK。雑貨屋で気に入ったかごや箱も利用できます。インテリアに合わせて、鉢を選ぶ選択肢が広がりそうです。

3 寂しげな壁や窓のインテリアに、吊るすグリーンという選択肢

糸井さんのグリーン事始め。最後のアイテムとして前田さんが用意してくれたのは、土がいらず、どこにでも飾れるエアプランツです。

そのまま棚などに置いてもよし。軽くて吊り下げるのにも最適なので、グリーンは取り入れたいけど、床に物を置けない、置きたくないときの選択肢としてもおすすめだといいます。

前田さんがセレクトしたエアプランツはキセログラフィカ。
大きく育つと花が咲くこともあるそう。

糸井さん:
「エアプランツに憧れはあったけれど、こんなに大きなものもあるとは知りませんでした。どうやってお世話したらいいですか?」

前田さん:
「週に1、2度霧吹きで水をかけてあげて、月に1度はお水にじゃぶんと入れて一晩そのままにしてあげてください。これをソーキングというのですが、葉っぱの先までみずみずしくなりますよ。
夏場はみずやりの頻度を増やして、蒸らさないように吊るしてあげてください」

糸井さん:
「窓辺が殺風景なことはずっと気になっていたんですが、何を飾ればいいか思いつかなくて、インテリアも悩んでいたんです。グリーンを飾るという手があったんですね」

エアプランツがあることで、外の樹木までグリーンの景色がつながって、窓からの景色もさらに魅力的になりました。

糸井さんお気に入りの家時間は、ベッドに腰掛けて窓の外の緑を眺めること。「ぼーっと外を見る時間が増えちゃいそうです(糸井さん)」。

「お世話しなくちゃ」って嬉しいこと

グリーンリハウスを実践して1週間が経った頃、糸井さんに変化を聞いてみました。

糸井さん:
「これまで、もやもやした時には、掃除や料理をして気を紛らわせていましたが、グリーンに水をあげるのも、コンディションを保つ手段として良さそうなんです。

部屋の雰囲気もすごく変わった気がするので、お客さんもこれまでより居心地良く過ごせるだろうし、我が家の個性的なグリーンたちを早く紹介したくて、うずうずしています」

「かわいい」、「大好き」と言えるグリーンに出会えた喜びを、今度は友達にも体験してもらえたらと、グリーンをプレゼントする計画も妄想中だそう。

「お世話しなくちゃいけない子がいるって、なんだかいいですね」とにやけ顔の糸井さん。自分には難しいと思っていたグリーンリハウス。実際に試してみると「好き」が詰まったグリーンは、部屋のいろどり以上に暮らしの豊かさをもたらしてくれたようです。

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